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0円店舗再生 第13回~尊敬すべき事業者たち 米や茶の販売業ではあらたなカテゴリーを追加する

更新日:2024年12月16日

13-1事例: 下幾商店

 

下幾商店(愛知県碧南市西浜町 代表 杉浦慎治さん)は、米とプロパンガスを扱うお店。しかしお店というには商品があまりなく、配達を主としている。杉浦さんはお父さんから事業を受け継いだ二代目社長。今までのお得意様回りでとても忙しい。


最初にお店へ訪問した際に、このままではもったいないと感じた。お店は小学校の正門前。多くの小学生が店を目にする。お店も全面ガラスで明るい。しかし商品がない。良い立地と良いお店の構造であるのに、活かされていない。


杉浦さんのお母さんはとても優しく世話好き。お店の番をしながら小学生の孫の同級生をお店へ呼んではお菓子を振舞う。こうした子供たちの世話をするのが生きがいでもある。


あらたなお客さんを増やすこともこのお店の課題でもあった。世話好きなお母さん、小学校前の立地、全面ガラスの開放的なお店。この店があらたなお客さんを増やす作戦として駄菓子の展開を提案した。実際の商売になるかは二の次。お客さんとの関係づくりの場所が重要だと考えた。駄菓子は売場づくりや仕入れは奥さんの担当として、改装を進めた。

 

改装後の正面と改装前ビフォア

 



改装後アフター

事務所を縮小して売場を拡大

店内は明るくなり、子供たちがお母さんと立ち寄る笑顔があふれる場所となった。

 

地域で必ず必要となれる存在。そこは何を売るかではなく、そこにどんな触れ合いがあるか?である。


YOUTUBE ビフォアアフター


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