15-1事例: すごえもん
すごえもん(秋田市土崎港西 代表 浅利久樹さん)は、秋田港の近くの観光スポットのポートタワーセリオンの道路向かい側にあるショッピングモールベイパラダイスのテナントである。
海に近くまた観光スポットであることから、地元客のみならず観光客も訪れる。
同店は料理に定評がある。しかしながらこのままではいずれお客さんから見放される。なぜなら現場には多くの課題があったから。この課題をスタッフさんと一緒に考え解決すべく改善はスタートした。
同店では注文して受け取りからすべてセルフサービス。注文時には入口にあるメニュー表示のみであったため、お客さんが注文内容を忘れたりすると注文にも時間がかかる。また同店のお昼のピーク時間には、多くの料理が提供され、それによって配膳や下膳の片づけが間に合わない。
そのため、まず席の配置を見直し、レジで注文の際のメニュー板を表示し、配膳場所の確保、食器の片づけの一時滞留場所の確保など店全体の改革を行った。
100席以上の席があり、その席数の多さからあたかも社員食堂のようになっていたテーブル配置を修正。少しずつ位置をずらしてテーブルを再配置。これは隣の人と目が合わないように、椅子に座った目線を隣の席とずらしていく。こうした小さなお客さんのストレスを解消していった。吊り下げ照明もテーブル上では下へ下げ、通路では上に上げて前面からお客さん同士の目線をそらすようにした。
飲食店でのお客さんは、全体を見渡して、ゆっくり食事ができるか?を気にする。その感覚的でもある雰囲気が評価を決める。観光地ほど空間を意識してサービスレベルを練り上げないといけない。
改装前ビフォア上と改装後アフター下
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