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0円店舗再生 第29回~尊敬すべき事業者たち 米や茶の販売業ではあらたなカテゴリーを追加する

13-2事例: 富谷商店

 

富谷商店(秋田県湯沢市大町)は、老舗のお茶販売店。お茶や陶器のほか売場を増設し、カフェやお土産を扱うなど多角化を進めてきた。

最初に訪問した時には、老舗のお茶販売店という価値が感じられなかったが、よく見ると伝統的な店内看板もあった。これは価値向上しなくてはと改装に踏み切った。

 

 改装前ビフォア

 

改装前は、お土産品が手前に陳列され、奥のお茶販売がわからなくなっていた。何のお店なのかわからなくなっていたのは、強みが隠れてしまっていたのだ。

 

改装後アフター


お茶をメインにカウンターを拡大。裏にあった倉庫部分を売場へ転用して売場を拡大。スケール感も専門性も高まった。

 

専門店には専門性も必要であるが、地方では多様化も必要。専門性だけでは難しくなっているのも事実。同店はお土産、カフェと多角化を積極的に進めてきた。その一方で多角化が専門性を弱くしていたのも事実。専門性とあらたなカテゴリーのバランスが重要である。富谷商店はまさにその両立を実現した。

 

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