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0円店舗再生 第30回~尊敬すべき事業者たち 和菓子店、洋菓子店では、お客さんのスペースを確保する

更新日:2024年12月16日

14-2事例: 光栄堂

光栄堂(秋田県鹿角市花輪 代表 山崎泰史さん)は鹿角市花輪商店街の老舗和菓子店。小さなお店ながら草餅や大福など昔ながらの手作りの品揃え。地元客のみならず遠くからもファンが訪れる。山崎さんは商店街組合の代表でもある。今回鹿角市役所とお金をかけない店舗改装を始めるにあたり真っ先に手を上げていただいたお店でもある。

同店はそれほど大きくない。店へ入ると商品がすぐ手にとれるくらいの近さ。ここを何とか広げようと頭をひねった。

 

店舗入り口は図面の右下

ビフォアの図面である。入ってすぐの棚が二段になっていて、店を狭くしていた。

 

アフターの図面である。入ってすぐの棚を奥へ下げて前にスペースをつくった。それによって右の角に陳列スペースができた。正面の会計を斜めに向けてお客さんと目を合わせにくいように配置した。

 

小さな店舗だからこそ少しのスペースがお客さんにとって心理的に安心できる場所となる。もちろん多くのお客さんは目的をもって来店し購買される。こうしたスペース創造が生み出すものは、購買点数のアップ、客単価の向上である。

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