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0円店舗再生 第33回~尊敬すべき事業者たち 道の駅、テーマパークでは地域とエンタメ性で売り込む

更新日:2024年12月16日

17-2事例: フラワーパークかごしま

 

フラワーパークかごしま(鹿児島県指宿市山川岡児ケ水)は鹿児島県地域振興公社が運営する。この施設の悩みは、入園者数の減少にあった。花のテーマパークは全国的に運営が難しくなってきている。入場料以外の収入源として売店売上のアップを目指す必要があった。


地方の公的な運営管理施設では、売上を上げるためには、商品と品揃えでのみしか考えていないところが多い。商品数を増やせば売上が上がると短絡的に考える。


この施設も入場者数の減収を売店の売上増加で補おうとあふれかえるばかりの商品量が売場を埋め尽くし、かえって売上を下げる売場となっていた。

お客さんの購買意欲を高めるのは、かつては商品ボリュームであったが、今は希少性や限定性に心が動く。豊かで成熟した時代になり、お客さんは質の高い買い物体験を求めている。買い物体験があればモノを買うという時代である。

 

回遊性を高め、必ずしも施設に入場しなくても買い物だけでも楽しめる売り場に改善した。


売場にはエンターテインメントが必要である。


買い物体験とはすなわち非日常的で気持ちが高揚する場所を創造すること。テーマパークではもっとも重要である。

 

 

 

 

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