18-2事例: 本荘グランドホテル
本荘グランドホテル(秋田県由利本荘市岩渕 代表 吉田輝久さん)は秋田県由利本荘市の市内中心部にある。由利本荘市は人口約7万人、同市は製造業の栄えている地であり、鳥海山など秋田県南の日本海が近い観光拠点でもある。そのためビジネスマンや観光客の利用が多い。市内には同ホテを含め県外資本のホテルなど5社ほどがある。そこで選ばれるホテルになることが目標であった。
しかし定期的な設備投資で部屋の回収を進めているにもかかわらず、口コミはあまり評価が高くない。そこで我々は現地へ訪問した。
ビジネスホテルは合理性や機能性からさらに快適性を求められる時代環境にある。同ホテルに不足したのは第一印象。ここを見直せばホテルのイメージは変えられると判断した。
この提案に対して吉田社長の動きは早かった。我々はこうした改善が成功をもたらすには当事者の意識がもっとも重要だと考えている。
改装前の写真は下記のようであった。シンプルで合理的な構造になっていた
フロント前 ロビー
ビジネススペース エレベーターへ向かう通路
改装後の写真 これに快適性を加える改装を行った
フロント前 ロビー
ビジネススペース エレベーターへ向かう通路
改装後、ホテルの第一印象は大きく変わった。ホテルのイメージや質感が上がった。
ホテルは設備投資産業であり、常に投資と回収の連続であるが、何より必要なのはお客さんの感性を理解すること。
必ずしも投資しなければ効果が生まれないわけではない。
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