top of page
執筆者の写真

0円店舗再生 第37回~尊敬すべき事業者たち ファッション店ではライフスタイルへの提案が必要である

更新日:2024年12月16日

5-3事例: 米澤屋呉服店

 

米澤屋呉服店(秋田県大館市比内町 代表 米澤雅貴さん)は、大館市の外れ比内地鶏で有

名な比内町の商店街の中にある老舗の呉服店である。

当時我々は大館市で店舗改善を積極的に進めて、その活動は新聞にも取り上げられていた。

米澤さんから改善の依頼をもらったのは、その新聞記事から1年たった頃だった。米澤さんは0円店舗を再生する我々をずっと気にかけていたと話してくれた。すぐにやりたいという要望もあるが、こうやっていつか取り組もうと思い続けていただいたことに驚きと同時にありがたいと思った。


呉服の販売が厳しくなり、洋服が店の半分を占め、それでも奥に展示会のスペースを設けて、頑張っていた。何とか現状を打破したいという気持ちは強かった。

 

 改善前ビフォア   改善後アフター

丁寧な説明と販売を長年心掛けて来られた和服コーナーと、とりあえず並べただけの洋服コーナー。

 

どちらにも必要なことは、服はおしゃれでないといけない、おしゃれな服はおしゃれな店で買う。そのおしゃれ感を高めることは最優先。

 

和服と関連品を組み合わせて展示した


洋服と関連品を組み合わせて展示した

 

小商圏での生き残りをかけた店舗。お客さんからの支持は厚い。その一方でさらに支持を集めていくためには、店舗にも進化が必要となる。

品揃えは常に見直され、売り方が革新され、あらたな顧客獲得と地域内でのシェア拡大へと取り組んでいただきたい。

 

Comments


bottom of page