9-3事例: 長谷川薬局
長谷川薬局(秋田県由利本荘市西目町 代表 長谷川智さん)は、JR西目駅すぐ。駅とい
っても一日250人の乗車数しかない無人駅である。そこからすぐの場所に同店はある。
この店へとつないでくれたのは、由利本荘市に隣接するにかほ市市議会議員(高橋利枝さん)である。
西目町は人口6000人で高齢化も進む地域。長年調剤薬局と市販薬の販売を行っていた。長谷川さんは今後の調剤薬局と市販薬だけの事業体に不安を抱え、薬の販売以外に、化粧品、美容商品、健康商品の4つ柱を考えていた。美容商品ではエステやメイク、健康商品では体操や運動、商品販売以外に地域の人がこの4つの事業を体験できるように、店も変わるべきと考えていた。
ビフォアでは、奥が薬販売、左側が化粧品、右が健康商品となんとなく区別されていた。
アフターでは、4つの事業をコーナーとして什器で区分し直し、より専門性が高まるようにした。
地域薬局は厳しい経営である。一方でこうした店舗が活性化できるように魅力的であり続けなければますます地域から人はいなくなる。店の活性化は人口減少ストップの最後の手段である。
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