18-3事例: とわだこ遊月
とわだこ遊月(国立公園十和田湖休平 代表 小野寺清郎さん)は、十和田湖湖畔にある旅館。この施設を何とか良くしたいと相談を受けたのが、秋田県信用保証協会大舘支所(支所長 松橋伸一さん)だった。コロナ禍でもありアフターコロナを見据えると今立て直しに着手すべきでとの判断があり、現地へ訪問した。大館支所から山道を車で走り続け一時間以上かかる現地。冬場にはその倍の時間がかかる。
第一回の下見打合せのあと、二回目で改装を実施した。
現地に前泊させていただき、改装当日には、秋田銀行毛馬内支店からの応援もいただいた。
改装前 ロビー中央に卓球台があり、くつろぎ感にはそぐわないのではと判断した
ロビー フロント横 売店
改装後
ロビー フロント横 売店
店主ご夫妻は観賞魚が趣味であったことから、ロビー内に分散していた水槽を集めてコーナーをつくった。移動のため水抜きが必要だったので、同時に水槽内の掃除もして、きれいな水槽のコーナーができた。卓球台はロビー奥へと移動してメイン空間からは遠ざけた。
金融機関の職員さんが一緒に改装に力を貸してくれたのが心強い。自分たちの力でおしゃれに変わっていく時間を喜び楽しんでいただいた。支援とは誰かを助けること。それを事業者と一緒に喜びあえることが支援者としての醍醐味。
支援はお金を出すか、力を貸すかにある。たとえばお金を出せなくても力は出せる。支援とはできることをやり尽くすことではないと思う。
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