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0円店舗再生 第64回~尊敬すべき事業者たち スーパーマーケット・コンビニ等の食料品店は大型店の真似をしない

事例12-5: 津野商店

 

津野商店(秋田県由利本荘市中町 当時代表 津野学さん)は、由利本荘市(人口約7万人)の中心部にある自家製のだし素材を製造販売する店舗。店内に入ると出汁の香りが広がる。食にこだわる方に人気の店舗である。

しかし、だし素材だけでは経営が厳しく、食品の配達を行っていた。そのためいつの間にかだし素材専門店が食品雑貨店のようになっていた。

 

だし素材の売り場面積は2割ほど。ほかの売場は配達商品の保管場所になっていた。

そのため、だし素材の売り場を拡大し、店舗前面に出して専門店化を行うことにした。

 

改装前ビフォア   

店内入口からと、店内奥から



改装後アフター  

右横にあったショーケースを前面に。什器のイメージを見せないようにした



津野さんの改善意欲はこの後も高まっている。それほど大きな店ではないものの、さらに改善を重ね継続的に進化している。自分たちの強み、これが明確になると加速度的に店舗は進化する。エンジンがかかったように事業者は前を向いて進む。

改装のもっとも大きな効果は、事業者が後ろを向かなくなること。前だけ向いて進むようになる。

 

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