ご挨拶 ー 小規模企業の皆様へ

 

 

 株式会社エディオンにて、20年間小売業関連の業務に関わってきました。この20年間で19の部署を経験させてもらいました。また国内外12ヶ所の地域で仕事をさせてもらい、エディオンの経営陣には大変感謝しています。この間には、家電店舗のみならず家具インテリア店舗での店員や店長、本部では、情報システム、店舗開発、マーケティング、営業支援、経営企画、M&A、物流プロジェクト、ISOプロジェクト、BPRプロジェクトなど国内での多様な部署での経験に加え、その部署ごとに多くを学びました。当時から世界の流通業の最先端にあったアメリカへ幾度となく視察訪問し、顧客の成長や変化によって流通業がどのように変化していくのかを目の当たりにして、変化する顧客と流通業の変化に大きく関心を持ち、ライフワークと思い多くのことを学びました。また退職前には中国現地企業との事業提携模索のため、上海や南京への駐在を選択し、そこで中国パートナーとの人脈を得てエディオンを退職しました。

 

 さて、中国に関わった2005年からすでに10年が過ぎ、中国という国はますます発展し、アジアの中心国となりました。当時を思うと目覚しい発展です。上海や南京でのノスタルジー溢れる環境は大きく変化しつつあります。アメリカを学び成長してきた日本の流通業から、中国も日本やアメリカから多くのことを学び成長しようとしていました。この当時から発展する中国に期待し、中国への販路開拓を支援するために、会社を設立しました。現在はそのパートナーと分社しながらも連携を継続しています。

 

 2014年より2019年まで、鹿児島での企業支援の道を選択してきました。

 国内では、名古屋を中心として東京や大阪の首都圏にある企業様と仕事をしてきましたが、どこか自分の仕事として成果が見えない、また貢献性も見えないことに悩んできましたが、鹿児島へきて多くの企業、特に小規模企業の課題や考え方に接するにつれ、自分の経験は地方地域において、もっともっと貢献できるのではないかという思いが強まってきました。

 変化の早い流通業に関わりながら、顧客の変化、日本とアメリカ、中国においてもその変化を感じ、地域という観点と顧客という観点を心理的な要素を加えて、三次元で見ることができるようになりました。もとも消費とは心理的要素から変化が生まれるということを前提と学び理解していたので、地域+変化+心理という3つの変化する要素を多次元で考えた事業モデルを構築できるようになりました。

 

 地方の小規模企業は、みな一生懸命にものをつくり、安く売り、決して高くない売上と利益に苦しんでいます。それを実感し共感する度に、何か力になれるのではないか、首都圏では見えなかった成果や貢献性がもっと明確になり、それを企業と一緒に喜び、売上や利益として還元できるお手伝いができるのではないかと感じていました。経営というのは決して楽ではなくとても大変です。今生きることに何らかの支えを持ちながらモチベーションを保っていかなければなりません。でも本来は楽しいもの、そうした前向きな価値を一緒に共有したいと考えています。

 

 小規模企業の皆様が、少しだけ客観的に自分の事業を見つめなおして、顧客がはっきりと見えるようになり、小さなヒントとアイデア。この次を生きていく道に気づいていただけたら、ご一緒に成功を分かち合えるのではないかと思います。自分で何もかもやらなければという重い荷物を時にはちょっと降ろしてひと休み。一緒に頑張る、そうしたお手伝いができたらうれしく思います。

 

 事業はとても楽しいもの。地域の中で支えられたり支えたりしています。そして新しいものづくり、売り方など地域で求められています。皆様それぞれの地域で取り組まれている事業の楽しさに気づいていただき、もう一回新しい考え方で事業へとのめり込んでみませんか?