事例12-3: Yショップ霧島
Yショップ霧島(鹿児島県霧島市)はヤマザキのフランチャイズ店舗。Yショップはパン屋さんからコンビニへ発展した業態。コンビニはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3社に寡占化されつつあり、他チェーンは厳しい状態にある。
同店も近くにファミリーマートができたことで、総合的コンビニとしては厳しさを増していた。霧島神宮への入口にあり、立地は良いものの品揃えに悩みがあった。食品は賞味期限が短く客数減が品揃え不足に直結する。品揃えが弱くなると客数はますます減少する。
店主もお母さんから息子さんへと継承を進めている時期。店の維持の難しさを感じて配達先の獲得に力を入れていた。
他コンビニチェーンとの品揃えの弱さをどうやって克服するか?お母さんが言われた
「近所の人がまとめてお菓子を買ってくれる」
という言葉に、専門店化の軸を定めた。
地元で有名な豆大福を扱っていたもあり、また霧島神宮へ向かう観光客も立ち寄ることがあり、品揃えを明確にするためにおやつの専門店としてチャレンジした。
他のコンビニとは違いを出すために、おやつの特性ごとに、POPをつけて、通路に回遊性を持たせた。品揃えは大きくは増やせないので、賞味期限があるものをメリハリをつけて展示した。
地方のコンビニが生き残るためには、地域ニーズにどう特化するか?が重要である。大手チェーンの真似をしないことである。
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