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0円店舗再生 第68回~すわポン商店会:地域のコミュニケーションの重要性。人はみな地域で生きている

更新日:9月1日


✅ 支援事業概要(愛知県主導)

対象:商店街の組合員個別店舗(3–4店/商店街)に対して、専門家を派遣し「魅力ある個店」を創出することで商店街全体を活性化する取り組み。無料で提供される支援には、財務診断、店内レイアウト改善、SNS活用提案、業態転換提案などが含まれる


✅ 成果報告会(2025年2月7日実施)

オンラインおよび会場併用で開催。すわポン商店会(豊川市)**の支援対象店舗4店が登壇

「Art Support Grace」(B型支援事業所・齋藤氏)

「三辻屋BASE」(レンタルキッチン・大山氏)

学研すわ駅前教室(学習塾、広告業・佐々木氏)

マナカル諏訪校(プログラミング教室・村松氏)

進行役として株式会社PATCHWORKが登壇。支援の成果、具体的な改善内容やプロセス、反響などを発表し、質疑応答も実施

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愛知県公式サイト

🎥 令和6年度愛知県商店街魅力ある個店創出支援事業 成果報告会オンラインアーカイブ


🧩 株式会社 PATCHWORKの「0円店舗再生」サービスとの関連

基本理念:費用をかけずに店舗を改善

店舗にある什器や備品を再利用し、補助金や公的支援制度との組み合わせで改装を実施する「0円店舗再生」手法を用いる。PATCHWORKの加藤代表と広瀬取締役は、全国で約200店舗に対してこの手法を活用して無料で売場改善を行った経験がある


支援のプロセスと手法

店舗現状の把握:売場、照明、動線、什器配置、商品陳列について顧客目線で分析。

改善提案:通路幅や什器の見直しで「広さ」と回遊性を確保。照明やPOPなどの視認性向上。SNS・HPによる情報発信強化。業態や什器の配置変更などにより顧客の滞在時間・購買機会を向上

迅速な改善実施:半日から1日の実施で見違える変化を実現。

成果指標:客の滞在時間の延伸。来店数増加や商品認知の向上。売上増加、顧客からの評価アップ

商店街支援とのシナジー

愛知県支援事業でも専門家派遣として、まさにPATCHWORK流のアドバイスと導入支援を提供し、店舗改善を通じて個店の魅力向上が図られます。個別店の成果が商店街全体の活力につながるという、PATCHWORKの理念と県の政策が高い親和性を持って連携している状況です。

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✍️ 成果報告会から見るPATCHWORKの視点まとめ

個店の変化が商店街の活性化を促すという理念のもと、支援対象店舗の現場で具体的に再生プロセスを実践。支援内容は「0円で始められる改善」=既存の什器・資源を活用し、公的支援を最大限に活かす形で、経費を抑える一方で、顧客行動心理に基づいた設計で客の目を引く工夫を行う。商店街という集合体の質を高めるには、まずは一店一店の魅力向上が不可欠というPATCHWORKの信念と、県の公共支援がうまく連動。


📝 総合評価

本動画では、愛知県の「魅力ある個店創出支援事業」において、PATCHWORKが進行・支援者として果たした役割が明確に紹介されています。

その中で、PATCHWORKの主導する「0円店舗再生」アプローチが、コスト最小化と顧客志向の改善によって個店の魅力アップと商店街の活性化に直結している様子が伝わります。

実際の事例(豊川市の4店舗)を通じて、提案→改善→成果が如何に導かれるかが示されており、それが地域活性化に向けた有効な手法であることが確認できます。


以下に、動画「令和6年度 愛知県商店街 魅力ある個店創出支援事業 成果報告会」に登場した4つの支援対象事業者ごとに、株式会社PATCHWORKの「0円店舗再生」の視点で成果をまとめました。


①     Art Support Grace(齋藤さん/B型支援事業所)


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Art Support Graceは、障害者支援施設であり、芸術創造を通して地域に心の癒しと自己表現の場を追求してきた事業者です。PATCHWORKの支援では、店舗の外観に着目しました。もともと看板や装飾はあえて閉鎖的にされていたため、作家さんと外の世界との垣根になっていたことから、あえて事業所の世界観が伝わるように変更されました。

また、SNS運用の高質化が進み、作家の価値を高める情報発信として投稿内容やビジュアルが刷新されました。結果、作家さんの社会的な活躍の機会が増える成果につながりました。


②    三辻屋BASE(大山さん/レンタルキッチン)


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三辻屋BASEは、多目的スペースやコミュニティの拠点を有したレンタルキッチンです。多くの事業や商品がここから生まれてきました。PATCHWORKの支援では、本質的な事業が大山さんのサポートで生まれるという価値を明確にして見えるかすべきであると考え、それに基づき、店内を再価値化。場所を貸すだけではなく、価値が生まれる場所として、大山さんの強いメッセージを壁に掲載。今まで支援してきた事例をレコード型の本にして壁に吊り下げていった。「何か新しい面白いことが生まれる場所」を見える化した。地域との協働イベントを企画・開催する場所として「地域の交流拠点」へも進化を遂げています。


③    学研すわ駅前教室(佐々木さん/学習塾)


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学研すわ駅前教室は、主に小学生を対象とした個別指導型学習塾。佐々木さんの温かい人柄に惹かれて生徒が集まってくる。その生徒たちに塾という場所を学ぶ場だけではなく、人が集まることの意義をもっと感じてもらうために、階段アートを考えた。塾へ通う子供たちと地域の人たちから同ビル(すわ広告ビル)の存在と楽しさを表現できるコミュニケーションの強化を行った。子どもたちの場所に対する関心が深まり、さらに「価値のある場所」が生まれた。


④    マナカル諏訪校(サービス・教育関連/村松さん)


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マナカル諏訪校は、地域に根ざした少人数制のプログラミング教室。コミュニケーショントレーニングメニューも提供している。PATCHWORKでは、現在多くの生徒を集めているプログラミングではなくむしろコミュニケーショントレーニングへつながるコミュニケーションの重要に着目し、これをどう塾という場所で表現するかを議論してきた。そのため、外へ面したガラス面を活用して、デジタルすごろくのイメージをガラスの枠を活用して創造した。このすごろくは取り外しができて、子供たちが創造性をもって自らつくりあげることができる。またあらたな生徒の獲得を目指した塾の認知度上げる効果も期待できる。


商店街はコミュニケーションをどう高めるかが全体発展のポイントになるはず

あたらしい事業者×古い事業者 事業者×お客さん

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