0円店舗再生 第69回~ラクナスクール土岐:日常から非日常の場所に転換することで地域は蘇る
- 加藤剛

- 2025年8月4日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年9月1日
ラクナスクール(岐阜県土岐市泉岩畑町 佐野久美さん)は、土岐市駅前近くの元住宅モデルルームの二階を活用して、プログラミング教室を運営している。土日に一階のリビングスペースを活用してボードゲームカフェ「時、つむぎ」を始めたことから、土岐商工会議所(担当 栗田義昭さん)と訪問した。

もと住宅のショールームであったため空間は住宅そのもの。
ここを非日常空間へと生まれ変わらせることにした。所要時間は約1時間で完成した。

こうしたカフェに限らず、人は日常からの開放を求めてわざわざ外へ出る。
地方だと、店主が日常空間のままお客さんを迎え入れている店や場所が多い。
地方へ短期的に移住した女性からの相談を受けることがある。みな口々に「行くところがない、都会へ戻りたい」と言う。実は地方には行くところはあるのだけれど、行きたい、行ってみたいと思える場所がないのである。
こうして女性はまた一人地方を離れていく。
地方商業衰退の要因は、男性目線での価値観のままに放置されていることにある。
モノが買える店があって、モノが食べられる店があればそれでよい。こうした男性的な合理性が女性や若者にとってつまらなく退屈な場所への衰退を放置させている。
男性は合理的で満足できる、所用が果たせればよいが、女性はそうではない。その空間で過ごす時間に価値が得られなければ潤った生活とは言えない。
働く場所と食べるものがあれば人は満足するのではない。場所と人と楽しさは地方でも創造しなおすことができる。毎回思う。地方の衰退はそこにいる男性たちの低い価値観のせいである。
0円店舗再生は、その場所を女性から再評価される場所に作り替えることにある。







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